スポンサーリンク

NECO家のこと #1 [3C]

編集閑話的な話。いまは昔ですかね2011年の後半まで存在していた、NECO家という会社がありました。ラジオ番組を聞いてくれていた方は、もう少し後までサイトやコンテンツが存在した記憶をお持ちと思います。ただNECO家としての活動は大震災のあとで幕を閉じました。

ネット配信を続けたくて立ち上げた開発会社

NECO家という会社の名前は Network Communication Soft House の略称です。当時PCゲームを作る会社ってソフトハウスって呼ばれてたんですよね。で、そのNetworkコンテンツとCommunicationを活用したソフトウェアの開発会社という意図を込めて、わたくし原武士が2004年に立ち上げた会社です。主な取引先はアスキー、エンターブレインなどの出版社とNifty、@NetHomeなどのプロバイダ、そしてアニメ系のメディア配信会社でした。もともとアスキーのころからお付き合いいただいていた各社とのコミュニケーションに力をいただいて、立ち上げた会社です。

主な業務はアプリケーション開発。Webアプリケーションから、携帯電話のゲームや、Windows向けのアプリケーション、音響作品(ドラマCD、ラジオ番組、留守番電話の音声なども)、イベントPAなんでもありでしたね。でも、何でもありだからこそ得られる人のつながりってのが楽しかったし原動力の会社でした。

メインのスタッフはいまも一緒に音楽活動している、うにゃさんとおーさま。デザイナーのメカ兄貴なども途中まで一緒に動いてくれていたのですが、自分の勉強不足とかいろんなのが原因で袂を分かれたメンバーもいました。

なんで物が作れたのか

よく3Cとか言われますよね。「顧客(Customer)」「自社(Company)」「競合他社(Competitor)」とかいうやつです。でも、NECO家はどれもそんなにちゃんとできてなかったと思ってます。競合他社も少なかったし、顧客はメインは大手企業の方々ですけど、自分たちの顧客はリスナーさんだとも思っていたので…そういうところが、自分の商売下手なところだったんだなと今では反省していたりします(笑、えないか)

で、NECO家の場合の3Cは「作品(Contents)」「関係(Communication)」「キャラ(Character)」だったんだろうなと思います。サブカルチャーな番組出演者とその魅力、そういった方々との関係性、さらに業界の熱い方々とのCommunicationとNetwork、そういうところだけで生きてきた会社だったんだと思うんです。

個人の魅力を追求し発信するにはベストな3Cだったと思っています。でも、本来ビジネスを続けていく上での3Cをしっかりできていなかった。それでいいと思っていたんですよね。だから、大震災やリーマンショックを乗り越えられなかった。コンテンツやキャラクターだけでは食っていけなくなったときに、企業力の真価が問われたんですね。

幸いそれでも、Communicationの力で、コンテンツを作り続けることはしばらくできました。そういうところは感謝です。

NECO家の3C

実は、開発会社としてのNECO家は消えましたが、NECO家という屋号は残ってまして。このブログやニシナガレなどはそういったナガレってことで使わせてもらったりしてます。各メンバーそれぞれの道を歩んでいますし、所属もそれぞれですので、NECO家を使ってるのは主に原武士だけなんですけれどもね。今回、この記事を書いてみようかなと思ったのは、実は…

岡田斗司夫さんの切り抜き動画を見たからでした。

2011年に同志社大学で講演をされた時の映像だそうです。岡田さんがコンテンツ業界における3Cを熱く語っているまさにその年その時、NECO家は幕を閉じました。なんでしょうね、でも、この3Cは本当に人生を楽しく豊かにしてくれたと思ってます。これがあったからこそ、いまがあるし未来もある。

そういう思いもこめてちょっくら記事にしてみた次第ですが、この動画自体がいつまで見られるかわからないものなので、見たことない方はぜひ、チェックしてみてください。フラットな気持ちで見てもらえると嬉しいなと思います。

自分の師匠のひとりである池田憲章さん。岡田さんがそんな憲章さんとの思い出話を語っていた動画に、自分も一方的に共感していました。そうそう、憲章さんそうなんだよーなって。

以下の動画もおすすめです。ぜひ、見てみてくださいませ。

コメント

おっさんNEWS
タイトルとURLをコピーしました