仕事の多くは会社を成長させていくたくさんのゴールを達成させていくことのループで成り立ってます。
マネージャー、すなわちマネージメントをする人は、ゴールを達成させることがその仕事であって、その手段は問わないものなのです。
そう言うと、その人が全部1人でやってゴール達成できてしめえば仕事は成り立つようにも聞こえますが、まあ効率悪いわ、時間はかかるわ、誰も育たないから結局別のゴールである会社の成長に貢献できないわで、それはダメなんですね。
今回は、グループで仕事をするときの考え方ってやつをひとつお伝えしたくてキーボードを取った次第。どちらかと言うと学生さん向けの話題です。
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例えば、高校などの授業にて、次のような宿題が出たとしましょう。「グループワークを考える宿題です、3人で30個のタスクをひと月かけて終わらせてください。」
あなたが所属する班では、3人で話して「1人、10個タスクをこなすこと」を決めました。一月後、班の1人が5個しかタスクを終わらせてなくて、あなたの班は不合格となりました。
さて、上記のシチュエーションの時に「あなただったら何を思うか」考えてみてください。
「5個しかタスクを終わらせられなかった人が悪い! 許さねえ! 」的な考え方、有りがちですよね。でも、それはグループワークとしてはダメ。
「グループワークとは何か」を認識してないことがダメなんです。「不合格になるリスク」を考えてないあなた方全員の失敗なのです。
全員がタスクをこなすのは理想ですけども、みんなが一様にタスクをこなせる保証なんてないんです。得手不得手もあれば、仕事をサボる人、突発的な理由で出来なくなる人、仕事時間を確保できない人もいます。
そんな、多種多様な人が集まった時でも、ゴールを達成しなければいけないという想像力、ケツイが足りてない状態があるとしたらヤバいのです。
誰かタスクをこなせなかった場合を想定して、初めから定期的にタスクの進捗状態を確認すること、もし間に合いそうにない時は事前に共有して、不合格にならないようにみんなで支え合うこと、こう言う会話をしなかった、意識を誰も持たなかったことが失敗の原因。結局これはそのグループ全員の失敗なんです。誰か一人でもコミュニケーションをサボる人がいたらグループワークなんてできないんです。
まぁ、出題側も、なんのフォローもなくいきなりこんな宿題を出すとしたら、かなり意地悪ですやね。宿題を出す側は、きっちり目的と目標を伝えた上でもう一度同じような宿題を出して結果の差異を体感させるべきでしょうね。じゃないと学ぶ意味がない。
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さて、仕事においては不合格はあってはならないので、役割をもってリスク回避と、正常な運用を図っていく必要があります。
そこで、マネージャーという役職の出番です。マネージャーはグループを使って何がなんでも目的を達成させる必要があります。
先の宿題の例で言うところの、事前に想定できなかった、想定したとしてもそれを共有共感させなかった、タスクをこなして終わらせることに対する目的意識の低さなどのリスクを排除しなければいけないわけです。最終的には「だれそれのせいだ」と言うような状態にならぬようにグループを運用し、目的を達成させるのがマネージャーの仕事なのです。
同様にリーダーの仕事、リーダー以外の人の仕事も存在しますが、今回はマネージャーの考え方、入り口までをメモしてみました。
何かのネタにしていただければ幸いです☺︎
(たけぽん@NECO家)
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