株式会社明治は22日、日本国内における2019年度のチーズ消費量が36万tと過去最高になったことを発表しました。チーズの国内消費量は5年連続で上昇を続けており、チーズが日本人の食文化として浸透しつつあることを表しているとのことです。
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日本の市場ではプロセスチーズが圧倒的に種類が多く販売されていましたが、昨今はナチュラルチーズも様々な種類が取り扱われるようになってきました。どの様なチーズの種類があるのかをあまり知らないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、株式会社明治のニュースリリースからチーズの種類を紹介したいと思います。
チーズの種類について
チーズは、乳酸菌や酵素の働きで乳のたんぱく質(カゼイン)を固めたものです。牛や羊や山羊などの原料乳の種類や発酵形式によってさまざまなチーズができます。チーズは大きく分けてプロセスチーズとナチュラルチーズの2つに分かれます。
ナチュラルチーズ
殺菌した乳に乳酸菌を作用させ、凝乳酵素を加えてできた固まり(凝乳)から、水分(乳清)を除いたものです。海外でチーズといえば、一般的にナチュラルチーズを指します。そのナチュラルチーズは大きく7つのタイプに分けられます。
<フレッシュタイプ>
熟成させずに作りたての風味を楽しむチーズ。水分が多くてやわらかく、ミルクの香りと爽やかな酸味があります。代表的なものに、モッツァレラ、カッテージ、リコッタなどがあります。リコッタは、チーズを作る際にできる乳清(ホエイ)を加熱して作ります。クリームチーズもフレッシュタイプに含まれます。
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<白カビタイプ>
表面に白カビを植えつけて乳酸菌と共に熟成させるチーズ。熟成が進むにつれて中がクリーム色になり、加熱してないのにトロリとしてきます。代表的なものに、カマンベール、ブリー、バラカなどがあります。
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<青カビタイプ(ブルーチーズ)>
内部に青カビを植えつけて乳酸菌と共に熟成させるチーズ。チーズ内部は大理石のような美しい青い模様になります。イタリアのゴルゴンゾーラ、フランスのロックフォール、イギリスのスティルトンは世界3大ブルーチーズと呼ばれています。それ以外では、ババリアブルー、ダナブルーなどもあります。
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<セミハードタイプ>
生乳を凝乳酵素で固めた後、プレスして水分を取り除き、乳酸菌の力でゆっくり熟成させる硬質のチーズ。時間をかけて熟成が進むので、食べ頃が長く続きます。代表的なものに、ゴーダ、マリボー、サムソーなどがあります。
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<ハードタイプ>
長期熟成(1~3年)させて作る硬いタイプのチーズで、粉状にして料理に使われることもあります。代表的なものに、チェダー、エメンタール、エダム、コンテ、パルミジャーノ・レッジャーノなどがあります。
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<ウォッシュタイプ>
チーズ表面を塩水やビール、地酒(ビール、ワイン、ブランデーなど)で何回も洗いながら、内部を熟成させるチーズ。チーズ表面はオレンジ色で強い匂いがしますが、内部はクリーム色のチーズです。代表的なものに、マロワル、エポワス、リヴァロ、ポン・レヴェックなどがあります。
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<シェーブルタイプ>
「シェーブル」とはフランス語で「山羊」のことで、山羊乳でつくられたチーズ。山羊特有の強い風味が特徴です。小型のチーズで乾燥熟成したものが多く、代表的なものに、ヴァランセ、クロタン・ド・シャヴィニョル、サント・モール・ド・トゥレーヌ、バノンなどがあります。
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プロセスチーズ
ゴーダやチェダーなど1種類または数種類のナチュラルチーズを加熱溶融し、再度冷やして固めたものです。 衛生的で保存性もよく、独自の風味や組成を持つ商品が多々あります。 形状や大きさも、スライス、6P、キャンディー、ブロックタイプなどさまざまで、手軽に食べられます。食感の違いや調理特性を活かして、幅広い料理にもお使いいただけます。
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「明治北海道十勝カマンベールチーズ」を紹介
明治といえば、明治のカマンベール。筆者は6P個別包装されたタイプのカマンベールチーズが大好きで、冷蔵庫から出して少しとろけたところを特に好んでいただいています。最近はコンビニエンスストアでも売られているので重宝しています。
「明治北海道十勝カマンベールチーズ」は、クセが少なくて中がとろ~りやわらかい、まろやかな味わいが特長の、日本人の味覚に合わせて作られた「日本人のための究極のカマンベール」です。
明治ニュースリリースより
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みなさまも、いろいろなチーズに挑戦してみてくださいね♪
MicrosoftのAIりんな嬢に聞く
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