山口県宇部市は27日、「夏の美術室2020」をオンライン&テイクアウトで開催すると発表しました。
山口県宇部市はアートによるまちづくりの発祥の地を売りにしており、毎年夏休み中に、子どもが楽しみながら作品を制作するワークショップ「夏の美術室」を開催していましたが、今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け「オンライン」と「テイクアウト」というふたつの企画として実施するとのことです。
「オンライン」企画は、作品の作り方を動画などで紹介する工作プログラムや彫刻家へのインタビューを掲載した「UBEビエンナーレ新聞」※をオンライン配信します。配信は、7月23日(木)から、すでに配信中。
「テイクアウト」企画は、工作プログラムで紹介した作品の材料が全部セットになった工作キットを8月1日(土)から、ときわ湖水ホールアートギャラリー、及びオンラインで販売します。
工作キットは、自宅でも簡単にアート作品が制作できるもの。自身のSNSにハッシュタグをつけて投稿すると、夏の美術室のトップページに掲載されるSNSとの連動企画も実施されます。オンライン上で友達等と見せ合うことで、家にいながらにしてみんなで「つくる」「みる」「かんじる」を一緒に体験できるのが狙いとのこと。
地域のイベントや美術館の催し事には、遠隔地からの参加はなかなかできません。また、情報も届かないことが多いのですが、オンラインで開催されることで、遠くからでも参加できるのが魅力です。このチャンスにぜひご家族で参加を検討されてみてはいかがでしょう。
※ UBEビエンナーレは、山口県宇部市で2年に1度開催されている、野外彫刻の国際コンクール・展覧会のこと。国内では最も歴史の古い彫刻展だそうです。今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け開催の延長が発表されています。
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