【43日で無職になる猫】あと40日「無職になる猫たち」

大丈夫、ひとりじゃないよ!

いや、全然それ大丈夫じゃないけどな。

はい、弊社全員解雇ですから、無職になる猫ってより猫たちです。なかでも、一番付き合いの長い同僚は、田舎で農業でもやろうかとも考えている勢い。とはいえ、できれば、また東京に居たいしなぁ。

それを言えば、俺も妻の実家で農業を継ぐというのも選択肢にはあるんですけれども、ありがたいことに。いかんせん、仕事だけの話じゃないんですよね、子供にも家内にも、この場所で生活して培ってきたコミュニティーができていて、働いている俺以上に地域にも思い入れも、未来も見ていて。

できれば、俺もその思いをキープしてあげたい。

よし、とりあえず、転職エージェントから連絡があったら積極的に会いに行ってみよう……とおもったら。

「この時期は顔を合わせての面接は行っておらず、電話によるご相談になります。だってコロナだもん」的な案内メールが。

ですよね!

で、そんな悩みをこなしつつ、夜。LINEで友達ずについに告白。
「解雇されます(´・ω・`)」と。

どこもかしこもコロナの影響が出ていました

いろいろな職種の友達たち。みんな、コロナの影響で大変なことになっていました。自宅待機、ひと月先までスケジュールが飛んだ仲間、イベント系全部パーの仲間ほんと大変。でも、そんな中でも、みんな、心配してくれてありがたいっす。

やっぱ、盃を交わした仲間たちはありがたいものですやね。うんうん。

とはいえ、悠々しているわけにはいかないので

まぁ、仲間に伝えたことで吹っ切れたかしら。ほかの人たちにも伝えていくか―。もうこうなりゃ積極的な情報開示をしていきましょうかね!

(といいつつ、実はここではいろいろな情報を伏せて書いています。公表できるのは、多分もうちょっとあとになります。てか、この日記を読んでるのは、ほんと同じ釜の釜めしを食った同僚たちだけかもしれませんけどねw)

さ、この先、無職になる猫たちの明日はどちらかしら……ハァ

娘からの質問

娘「父ちゃんはさ、どんな仕事がしたいの?」

ちょっと前なら、即答はできませんでしたが、今はさんざん悩んだり考えたりしたから即答しました。

「ネットワークを使って、困っている人や、楽しみたい人、暇をしているひとに使ってもらえたり、楽しんでもらえるものを作りたいな。例えばさ、テレビ番組制作向けにバーチャルスタジオみたいなところにみんなでアバターで集まって収録できる仕組みとか、アニメの現場向けにオンラインでアフレコできる仕組みとか、毎日家で暇をしている子供らに、バーチャルゲームセンターを歩いて太鼓の達人とかUFOキャッチャーとかを楽しめるVRゲーセンとか、テレビ会議でしか使ってないWebカメラをうまいこと使って通販のおねーさんと会話で買い物ができる仕組みとかさー。いろいろやりたい。」

娘は「できるといいねー」と軽めに返事してくれました。

そやね。できるといいね。でも、父ちゃんがやりたい仕事よりも、給料と場所と労働条件さえ合えば思ってもない仕事でもいいんだよさ。君らを養うことができればな。いまは。どんな仕事をしてても、いいんだ、俺的には。

AM11時 着信アリ

enミドルで連絡をくれた転職エージェントさんから電話連絡あり。電話での面談の希望日を……というので、今日でもいいんですか? と聞いたら15時から電話面談というものをすることに。人生初の転職面談。しかも電話。(本当ならエージェントの会社に行くのが基本なんですけどね、こういう時期ですからね)

てっきり、Skypeとかzoomとか使うのかなと思ったらそんなことはないのですな。

面談は最長で30分とのこと。さて、それまでに、家族の昼めしつくるか。

14時半 音楽ソフトが安い!

手持ちぶたさでパソコンを触ってたら、『MusicMaker 2020 PremiumEdition』が70%割引で5000円で売られてる!! やっべ、こ、これは! と思わず購入。

何をやってんだ俺は……。インストールしながら、電話を待つ。

15時 時報のようになる電話

エージェント担当のお姉さんと話す。あれ……もしかして転職サイトに記入した履歴書とかを見てない? 聞くとなるほど、エージェントは転職サイトとは別会社だから、細かい情報は見れない仕組みだと。で、転職サイトに入力した情報とは別に、エージェントに履歴書を送る仕組みとな……。

……理解はできるが、なんとなく、こう、二度手間感を感じつつも。「中途採用の面接に来てた人たちはこういう経緯を経て面接に来てたんだなぁ」とか思うと……これはこれで、勉強になる。ぐぎぎ。

またも履歴書と職務経歴書を書く夜

別のフォーマットにあわせて、履歴書と職務経歴書を書き直す。いままで書いたものの清書みたいなもんだな、写すだけーとおもってたら、そんなことなかった。

やばい、バームクーヘンのように積み重ねた年輪の数だけ書かねばならぬことがたくさんある。思い出しつつ、調べつつ書いてはおかしな部分がないかと年表と確認しながら、ひたすら書きなおすこと数時間。

な、なんとか、でけた。つか、自伝とか書く人っていったいどういう性質なのあれ! いやもう、自分のことなんて覚えてられないっすよマジで。

こんな、何ページにもわたる職務経歴書……読まれるのかな……。俺だったら読みたくないな……。とりあえず、3行で説明できる人生やなかったようですよ、俺。

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