【ニュースリリース編】
ここでは、配布されているニュースリリースをみて、それを記事にする場合など、相手が電話取材が来ることを承知しているような場合の電話取材について、メモしておきます。※スクープを追いかけたりパパラッチ的なことをする場合の話ではございませぬゆえご容赦を。
「問い合わせ方法」と「 担当者」を確認する
通常のニュースリリースについては、そのニュースリリースについての問い合わせ先が記載されています。まずはそこをチェック。問い合わせ手段に電話番号が記載されている場合には、電話をかけって直接やり取りするのが効率的です。
メールや問い合わせフォームでしか問合わせできない場合は、即時性は望めません。即時性のニュースを扱いたい場合は電話でのやり取りを心がけましょう。
「問い合わせ内容」は事前に決めておく
だらだらと時間を消費するようなインタビューは時間の無駄です。相手にも失礼です。自分が問い合わせしたい内容は、箇条書きにしてまとめておくか、ニュースリリースにマーカーをひくなりして明確にしておきましょう。
そのうえで、会話の流れから気になった部分などを枝葉として質問していくようにしましょう。枝葉から貴重な情報が手に入ることも多々ありますよ。
追加情報をもらう場合に「相手に手間をかけさせない」こと
自分がほしい情報を、相手に後からメールで送信しておいて、とかFAXで送ってほしいというのはNG。相手が望まない限りは、なるべく電話で完結させましょう。電話で話しながらキーボードでメモ帳に情報を記録、同時作業に自信がない場合はボイスレコーダーに録音しておくというのも必要です。
自メディアでの取り扱い方法を伝える
Webサイトで、写真付きで紹介するのか、動画として流すのか。電話での質問のボイスを利用する可能性があるのかなどなど、もらう情報やニュースリリースについてどういう方法で取り扱うのかを必ず伝えましょう。その公開方法に応じて、必要な許可や記載するべき追記情報があったりもします。
また、情報公開日が設定されているときは、時間まで細かく聞いておきましょう。その時間より前に情報を流すことは、自メディアの信用を落としますし、今後取材するときに思わぬ足かせになってきたりもします。
記事を掲載したことを連絡するか否か
記事にしたことを相手に連絡する必要は、ないです。
が、相手が求めた場合には、公開後に公開場所を伝えましょう。また、ニュースリリースに公開後の情報を共有するよう要望が書いてある場合にも相手には伝えましょう。メディアである以上、相手の広報を手伝うのではなく報道するという姿勢でのぞみましょう。
相手から広告オーダーがはいっているのでいなければ、事実以上に盛ってゴマをするのはご法度です。そういうメディアと思われてしまいますよ。
思い出しつつ追記するかも……
以上、自分が取材していた時の記憶からメモ書きをしました。記者の数だけ取材方法もあるとはおもいますが、基本相手の立場と自メディアの立ち位置を考えて取材をするというものは変わらないはずです。参考にしていただければ。